2008-05-13 (Tue)
☆ウルトラセブンの歌(67年)
☆ウルトラ警備隊のうた(67年)
☆ULTRA SEVEN(67年)
☆シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54(1845年)
「ウルトラセブン」は、「ウルトラQ」、「ウルトラマン」に次ぐウルトラシリーズの第3弾であるが、音楽面でみれば、「ウルトラQ」、「ウルトラマン」とは別シリーズである。
音楽面で「ウルトラQ」、「ウルトラマン」と同じ流れをくむ円谷プロの特撮番組は、実は「快獣ブースカ」なのである。音楽担当はいずれも宮内国郎で、「ウルトラQ」、「ウルトラマン」、「快獣ブースカ」の3番組には共通した音楽がいくつか使用されている。ウルトラセブンの音楽を担当していたのは、その宮内国郎ではなく、冬木透である。作曲家が代わり、別の音楽が使われたので、「ウルトラセブン」は、「ウルトラQ」や「ウルトラマン」とは全く違った雰囲気の作品となった。
「ウルトラ警備隊のうた」は、ウルトラマンの「特捜隊の歌」のウルトラセブン版ともいうべき曲である。「特捜隊の歌」は科特隊(科学特捜隊)が出動するときに、「ウルトラ警備隊のうた」はウルトラ警備隊が出動するときにかかっていた音楽だ。
「ULTRA SEVEN」は、歌詞付きで流れていたが、詞はすべて英語だった。これは、日本人の英語コンプレックスの現れである。何でも英語にすればかっこよく見えるという安易な発想である。子供番組なので、歌詞は日本語にしてほしかった。この曲は、ウルトラホークが出撃のスタンバイをする時にかかる音楽である。
主題歌の「ウルトラセブンの歌」は、楽器にホルンが使われており、「ウルトラマンの歌」よりちょっと大人びた感じである。うまい表現が見つからないが、「ウルトラマンの歌」が小学4年生までを対象だとすると、「ウルトラセブンの歌」は小学生5、6年向きといったところか。
ウルトラセブンは、ウルトラマンの二番煎じということで、放送が始まってしばらくの間、評判はあまりよくなかった。しかし、ウルトラセブンは、怪獣退治というよりも、ストーリー中心の宇宙SF仕立てになっており、このため、世代によって見方は違うが、今では、「ウルトラQ」「ウルトラマン」よりも評価が上とされている。(いったい誰が評価するんだ?) ストーリー展開は、音楽同様、ウルトラマンが小学校中学年向きとすれば、ウルトラセブンは小学校高学年向きであったといえるだろう。
皆さんは覚えておられようか、「ウルトラセブン」のあの感動的な最終回を。昭和43年(68年)の夏のことだ。「ウルトラマン」の最終回はヒーローがやられるという衝撃的な内容であったが、ハヤタ隊員の秘密は明かされないままであった。「ウルトラセブン」の最終回を見るとき、「ウルトラマン」の最終回の残影が脳裏をかすめたものだが、「ウルトラセブン」の最終回は「ウルトラマン」の最終回をさらに発展させたものであった。「ウルトラセブン」ではとうとう正体がばれてしまうのである。ダンが「アンヌ、僕はね、僕は人間じゃないんだ。M78星雲からきたウルトラセブンなんだ!」と自らアンヌに告白するところは感動的である。
しかし、よく考えてみよう。あそこでダンがアンヌに正体を明かす必然性はあったのか? あれは、本当は、ダンのアンヌへの愛の告白だったのではないか? 子供番組なので、愛の告白をすることが出来なかったので、正体を明かすことで愛の告白へ代えているのではなかろうか? この感動的なシーンでかかる音楽は、いつもの冬木透の音楽とは曲調が違っていた。曲名を知りたかったが、知る術もなかった。
時は流れて、昭和55年(80年)。最新の歌謡曲やポップスについていけなくなり、そろそろクラシックを聴き始めようかな、と思っていた矢先のことである。地元の楽団でバイオリニストをやっているK君に、その頃、再放送のあった「ウルトラセブン」の最終回を録音したカセットテープを聞かせてみた。(まだビデオがなかった時代です。)
わたくし 「この曲、クラシックだと思うんだが。何という曲だろう?」
K 君 「シューマンのピアノ協奏曲。」
これで長年の懸案が解決した。胸のつかえが取れた。クラシックに詳しい人に、もっと早く聞いてみればよかったのだが、聴かせる音源がなかった。「ウルトラセブン」の初回放送から、実に12年ぶりに謎が解けたことになる。
以上、ウルトラセブンの思い出でした。
※ 「史上最大の侵略」は、「ウルトラセブン」の最終回のサブタイトルです。前編・後編に分けて、昭和43年9月1日と9月8日の2週にわたって放送されました。昭和43年9月1日の日曜日は、小学校6年の夏休みの最終日でした。きっと、宿題に追われながら「ウルトラセブン」を見ていたことでしょう。)
−古い漫画のレコードなど−
☆ウルトラ警備隊のうた(67年)
☆ULTRA SEVEN(67年)
☆シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54(1845年)
「ウルトラセブン」は、「ウルトラQ」、「ウルトラマン」に次ぐウルトラシリーズの第3弾であるが、音楽面でみれば、「ウルトラQ」、「ウルトラマン」とは別シリーズである。
音楽面で「ウルトラQ」、「ウルトラマン」と同じ流れをくむ円谷プロの特撮番組は、実は「快獣ブースカ」なのである。音楽担当はいずれも宮内国郎で、「ウルトラQ」、「ウルトラマン」、「快獣ブースカ」の3番組には共通した音楽がいくつか使用されている。ウルトラセブンの音楽を担当していたのは、その宮内国郎ではなく、冬木透である。作曲家が代わり、別の音楽が使われたので、「ウルトラセブン」は、「ウルトラQ」や「ウルトラマン」とは全く違った雰囲気の作品となった。
「ウルトラ警備隊のうた」は、ウルトラマンの「特捜隊の歌」のウルトラセブン版ともいうべき曲である。「特捜隊の歌」は科特隊(科学特捜隊)が出動するときに、「ウルトラ警備隊のうた」はウルトラ警備隊が出動するときにかかっていた音楽だ。
「ULTRA SEVEN」は、歌詞付きで流れていたが、詞はすべて英語だった。これは、日本人の英語コンプレックスの現れである。何でも英語にすればかっこよく見えるという安易な発想である。子供番組なので、歌詞は日本語にしてほしかった。この曲は、ウルトラホークが出撃のスタンバイをする時にかかる音楽である。
主題歌の「ウルトラセブンの歌」は、楽器にホルンが使われており、「ウルトラマンの歌」よりちょっと大人びた感じである。うまい表現が見つからないが、「ウルトラマンの歌」が小学4年生までを対象だとすると、「ウルトラセブンの歌」は小学生5、6年向きといったところか。
ウルトラセブンは、ウルトラマンの二番煎じということで、放送が始まってしばらくの間、評判はあまりよくなかった。しかし、ウルトラセブンは、怪獣退治というよりも、ストーリー中心の宇宙SF仕立てになっており、このため、世代によって見方は違うが、今では、「ウルトラQ」「ウルトラマン」よりも評価が上とされている。(いったい誰が評価するんだ?) ストーリー展開は、音楽同様、ウルトラマンが小学校中学年向きとすれば、ウルトラセブンは小学校高学年向きであったといえるだろう。
皆さんは覚えておられようか、「ウルトラセブン」のあの感動的な最終回を。昭和43年(68年)の夏のことだ。「ウルトラマン」の最終回はヒーローがやられるという衝撃的な内容であったが、ハヤタ隊員の秘密は明かされないままであった。「ウルトラセブン」の最終回を見るとき、「ウルトラマン」の最終回の残影が脳裏をかすめたものだが、「ウルトラセブン」の最終回は「ウルトラマン」の最終回をさらに発展させたものであった。「ウルトラセブン」ではとうとう正体がばれてしまうのである。ダンが「アンヌ、僕はね、僕は人間じゃないんだ。M78星雲からきたウルトラセブンなんだ!」と自らアンヌに告白するところは感動的である。
しかし、よく考えてみよう。あそこでダンがアンヌに正体を明かす必然性はあったのか? あれは、本当は、ダンのアンヌへの愛の告白だったのではないか? 子供番組なので、愛の告白をすることが出来なかったので、正体を明かすことで愛の告白へ代えているのではなかろうか? この感動的なシーンでかかる音楽は、いつもの冬木透の音楽とは曲調が違っていた。曲名を知りたかったが、知る術もなかった。
時は流れて、昭和55年(80年)。最新の歌謡曲やポップスについていけなくなり、そろそろクラシックを聴き始めようかな、と思っていた矢先のことである。地元の楽団でバイオリニストをやっているK君に、その頃、再放送のあった「ウルトラセブン」の最終回を録音したカセットテープを聞かせてみた。(まだビデオがなかった時代です。)
わたくし 「この曲、クラシックだと思うんだが。何という曲だろう?」
K 君 「シューマンのピアノ協奏曲。」
これで長年の懸案が解決した。胸のつかえが取れた。クラシックに詳しい人に、もっと早く聞いてみればよかったのだが、聴かせる音源がなかった。「ウルトラセブン」の初回放送から、実に12年ぶりに謎が解けたことになる。
以上、ウルトラセブンの思い出でした。
※ 「史上最大の侵略」は、「ウルトラセブン」の最終回のサブタイトルです。前編・後編に分けて、昭和43年9月1日と9月8日の2週にわたって放送されました。昭和43年9月1日の日曜日は、小学校6年の夏休みの最終日でした。きっと、宿題に追われながら「ウルトラセブン」を見ていたことでしょう。)
−古い漫画のレコードなど−
Comments
帰りマンの終盤、吸血宇宙人ドラキュラスのあたりからセブン用BGMが使われ、
宇宙人が正体と計画を高慢に明かすパターンも踏襲されてセブン風になりました。
試行錯誤というには後ろ向きでした。
セブンの「プロジェクト・ブルー」は科学者と若妻の話でキリヤマ隊長は
博士の休暇をかたくなに邪魔するなと言ったりセブンの格闘も滑稽という変な話で、
アンヌ「ぜんぶセブンの手柄ですからね」
ダン「こいつぅ!」というやりとりはどうも見ても関係ができてます。大人の視聴者を意識したのか遊び心の入れすぎか。
2008/05/13 22:18 | URL | 砂野 #RjkxFUS.[ 編集/削除]
バド星人ですね。
セブンは、最初の頃は、ウルトラマンほど夢中になれませんでした。
ウルトラマンの各話はどれも夢のあるおとぎ話でした。大人の視聴者を意識すると子ども番組はダメになりますね。
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