2008-11-16 (Sun)

☆ストップ!にいちゃん主題歌(65年)
今年の9月から復刻刊行されていた「ストップ!にいちゃん」の最終配本3冊が昨日届きました。
「ストップ!にいちゃん」は、月刊漫画雑誌「少年」が休刊になる最後の最後まで、「鉄腕アトム」とともに「少年」を支えていた関谷ひさしの人気漫画です。私は昭和40年代に発売された虫コミックスの「ストップ!にいちゃん」全13巻を持っていますが、これは、現在入手が非常に困難です。
「ストップ!にいちゃん」は、中学生の南郷勇一とその弟賢二、隣に住む勇一の同級生サチコが繰り広げる楽しいスポーツ学園漫画です。スポーツといっても、梶原一騎のような熱血根性ものではなく、普通の日常生活を描いたおだやかな漫画です。ちばてつやの「ハリスの旋風(かぜ)」の先輩格の漫画といってもいいでしょう。
「ストップ!にいちゃん」が「少年」に連載されていたのは、昭和37年1月号から昭和43年3月号までで、ちょうど私が幼稚園入園前から小学校5年生の終わりまでをカヴァーしています。連載期間は少年サンデーに連載されていた赤塚不二夫の「おそ松くん」とほぼ同じです。ちなみに、昭和43年3月号というのは「少年」の休刊号です。(現在手元にあります。)
今回のマンガショップシリーズ(MSS)の復刻版は、「少年」に連載されていたものに、昭和52年2月10日号の「プレイコミック」に一回だけ特別掲載された「帰ってきたストップ!にいちゃん」が番外編として掲載されています。(このプレイコミックも現在手元にあります。)
これを全9巻として、今年の9月、10月、11月に3冊ずつ、学園ものらしくそれぞれ一学期上・中・下、二学期上・中・下、三学期上・中・下というふうに分けて配本されました。昔の虫コミ版は、「少年」掲載順ではありませんでしたが、今回は「少年」に連載されていた古い順に編集されています。
昔の漫画月刊誌の人気漫画は、本誌に数ページ載せ、後は付録の小冊子で読ませるというパターンが多く、人気のあった「ストップ!にいちゃん」も大部分は付録の小冊子でした。虫コミではこの小冊子部分を切り貼りで編集してありましたが、今回の復刻版は編集せずにそのまま載せてあります。
「ストップ!にいちゃん」の一番古い記憶は、勇一が拳闘に挑戦する話で、そのころの絵は、連載開始間もない頃だと思いますが、勇一の背がかなり高く描かれており、一見高校生のようです。小学生だった私には勇一がとても大人に見えたものです。この話は虫コミでは、第7巻の「くたばれ!サチコの巻」、今回の復刻版では一学期・上の「かけもちキャプテン!」で、「少年」62年1月号から6月号に掲載された話です。勇一がボクシングの構えをとる絵は、私の一番古い記憶にすり込まれた「思い出の一コマ」です。
「ストップ!にいちゃん」にまつわる思い出は、拙ホームページの「古い漫画のレコードなど」に詳しく書いているのでそちらも見てください。サブタイトルが58話あり、1話ずつ本ブログで取り上げたいと思っていますが、とりあえず、今日は、復刊記念ということで、珍しい「ストップ!にいちゃん」のソノシートの主題歌の話をします。
超売れっ子漫画家だった関谷ひさしの作品が、ひとつもテレビ化されなかったのはなぜだか不思議ですが、朝日ソノラマのソノシートが出ているということは、テレビ化の計画はあったのではないでしょうか。
「ストップ!にいちゃん」の主題歌は、作詞が阪田寛夫、作曲が小森昭宏で、うたは高橋和枝と松島みのりの二人が歌っています。ソノシートのドラマでは高橋和枝が勇一の役、松島みのりは弟の賢二役です。歌の前半が高橋和枝、後半が松島みのりのパートになっています。高橋和枝はダミ声で勇一を演じていますが、このダミ声で前半のパートを唄い、後半のパートを「ストップ!ストップ!ストップ!ストップにいちゃん」と松島みのりが引き継いで歌います。ここの引き継ぎ部分がこの曲の聴かせどころです。
この朝日ソノラマのソノシートも、虫コミ同様入手困難です。どうしても主題歌を聴きたい方は、2003年に発売された8枚組CD「朝日ソノラマ主題歌コレクション」に収録されていますので、こちらで聴いてください。
関谷ひさしの作品は、一昨年から「リリーフさっちゃん」や「ばんざい探偵長」、「少年NO.1」など、次々に復刊されており、「ストップ!にいちゃん」の復刊も時間の問題だなと考えていたところ、ご本人は今年初めに亡くなられました。新聞にも出ていなかったので、訃報を知ったのは亡くなられてからかなり後になってでした。せっかく代表作の「ストップ!にいちゃん」が復刊されたというのに、本人はそれを待たずに他界されてしまいました。それが残念でなりません。
「ストップ!にいちゃん」の最後のコマは、勇一と賢二、サチコの三人が手を振り、サチコが「機会があったらまたおあいしましょうね。きっとよ」と言っています。あっ忘れてました。南郷家の愛犬ボスも、うしろで「ウオン」とあいさつしています。
※ 今回の復刊本には、扉絵集がついています。(カラーなら、なおよかった)
−古い漫画のレコードなど−
Comments
まいど
ストップ!にいちゃんは、私も 大好きな
少年誌に掲載の 漫画です
「少年」傑作集 第3巻という ストップ にいちゃん
主体の本を ゲットしています
ストップ!にいちゃん ふたたびと、いうのが
書き下ろしで 載っています
野球の試合で バケツの水に 頭を
漬けると 全員打てるという お話が
印象に のこっているのですが(違って
いるかも?)
ストップ!にいちゃんは、私も 大好きな
少年誌に掲載の 漫画です
「少年」傑作集 第3巻という ストップ にいちゃん
主体の本を ゲットしています
ストップ!にいちゃん ふたたびと、いうのが
書き下ろしで 載っています
野球の試合で バケツの水に 頭を
漬けると 全員打てるという お話が
印象に のこっているのですが(違って
いるかも?)
2008/11/16 08:54 | URL | まつ #-[ 編集/削除]
風邪騒ぎ
まつさん
「少年」傑作集は私も持っています。全5巻でしたか。
バケツに頭をつける話はご記憶のとおりです。昭和39年12月号、昭和40年1月号に載ったもので、勇一が試合の日に風邪をひいて熱冷ましのためにバケツの水に頭を突っ込みます。すると満塁ホームランになったので、みんながおまじないだということでマネをして、10点差を逆転するという話です。今回の復刻本では二学期の下に収録されています。
東京オリンピック直後の頃の作品です。懐かしいですね。
まつさん
「少年」傑作集は私も持っています。全5巻でしたか。
バケツに頭をつける話はご記憶のとおりです。昭和39年12月号、昭和40年1月号に載ったもので、勇一が試合の日に風邪をひいて熱冷ましのためにバケツの水に頭を突っ込みます。すると満塁ホームランになったので、みんながおまじないだということでマネをして、10点差を逆転するという話です。今回の復刻本では二学期の下に収録されています。
東京オリンピック直後の頃の作品です。懐かしいですね。
こんにちは
関谷ひさし氏が亡くなっていたとは知らず、オークションで作品をチェックしたら訃報を知り、いろいろ記事、ブログを調べてもあまり分からず、こちらのブログにたどり着きました。考えてみれば80歳。不思議ではない年齢ではありますが、残念。
健康的な学園マンガの代表のような「ストップ!!にいちゃん」よかったなー
30歳位でデビュー、次々ヒットを飛ばしていたはずなのに、昭和60年代ごろからあまり見かけなくなってしまいました。
その頃あった受験雑誌の中で読み切りを見たりしましたが、どこに発表していたんでしょう?
勧善懲悪、明朗、スポーツ万能といった方向が、時代と合わなかったのでしょうか?
独特のタッチ、きれいな線。・・・ホッとできるマンガでした。
確かに、アニメになっていないですね。
実写でも出来そうな感じですが、SFから根性に変わっていく中で、テレビの場がなかったのでしょうか?
なつかしくて、そしてこのブログが丁寧に関谷氏に触れていたので思わずコメントしてしまいました。
失礼しました
侍っ子
テニスナイト様
コメントありがとうございます。
関谷まんがのほのぼのとした優しさは、
劇画や、昭和40年代後半からのハレンチ漫画路線に
くわれてしまいました。
時代が変わったのです。
侍っ子(追悼:関谷ひさし)の方に詳しく書いていますので、そちらも見てください。
関谷ひさし先生ファンに会えて嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。
テニスナイト様
コメントありがとうございます。
関谷まんがのほのぼのとした優しさは、
劇画や、昭和40年代後半からのハレンチ漫画路線に
くわれてしまいました。
時代が変わったのです。
侍っ子(追悼:関谷ひさし)の方に詳しく書いていますので、そちらも見てください。
関谷ひさし先生ファンに会えて嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。
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